お笑い芸人
明石家さんま
あかしや・さんま
1955年生
少食・一日一食
発酵食
男性
病気知らずで、健康診断を受けないことでも有名。食生活は内容よりも量に特徴があり、腹八分どころか六分。満腹と言ったことがない、と語る。
人生で“ああ、満腹や”って言ったことない。“お腹いっぱい、動けない”とか言ったことない。その前に止めんねん。
スポニチ
芸人界のレジェンドで、長年第一線でフル稼働の活躍を見せる明石家さんまさん。その元気の源として考えられるのが、普段の食事。食事といっても、内容以上に量についての意識が高く、少食を心がけている。腹八分、ときには六分ほどでやめるという。これまで満腹だと言ったことがないそうで、眠くなって思考が鈍り、動きにくくなるから、というのが、満腹まで食べない理由だとさんまさんは後輩芸人に語っている。
この食事の分量に関しては、さんまさん自身ときおりメディアでも語っていることから、だいぶ意識的に行なっていることのようだ。また、食生活でよく口にするものとしては、赤ワイン、発酵食品、いわしを挙げている。
さんまさんは病気知らずとしても有名で、そもそも病院には行かない、あるいは健康診断を受けないことでも知られる。この病院に行かない、健康診断を受けない、というさんまさんの考え方については、医師の和田秀樹さんも以前YouTubeで取り上げ、決して悪いことではなく、「さんまさんはこれを続けてほしい」と指摘している(『ヒデキとモリヨのお悩み相談「明石家さんまさんの健康法」』)。
タレントの野沢直子さんも、大竹まことさんとゲストパートナーの大久保佳代子さんが出ているラジオにゲスト出演した際、長年健康診断を受けていないことを公言し、その理由として、「なんか悪いとこ見つけちゃって心配するのが嫌だから。それが私の健康法」と語っている。これはさんまさんの影響というわけではなさそうだが、大久保さんが、「さんまさんと同じことを言ってる」と返している。
食生活以外に、さんまさんが日頃行っている健康法では、運動の一環として車を遠くの駐車場に停めて歩くように心がけているという。スポーツ好きとして知られるものの、それほど熱心に運動に取り組んでいるわけでもなさそうだ。また、これは体全体を使った運動ではないものの、分厚い手帳に手書きで、思ったことや出来事、笑いの種などを日々ずっと記録しているようだ。この「手書きの習慣」は、デジタル入力よりも脳の活性化にいいと言われている。
また、さんまさんは体力面だけでなく精神面においても元気で、そのポジティブさを維持する秘訣として、「自分自身に期待しない」ということを挙げている。自分を過大評価しない。過大評価するから、「自分はもっとできたはず」と、そのギャップに落ち込んでしまう。最初から、謙虚に、自分はこんなものだ、と思っていたら、自分にとって今日できたことが全て、とあるがままを受け入れられる。
さんまさんのイメージからすると、腹六分の食事だったり、過大評価しないというのは、ちょっと意外にも映る。しかし、この姿勢が、長年の活躍を生んでいるのかもしれない。
野球
山本由伸
やまもと・よしのぶ
1998年生
菜食寄り
男性
筋トレはしない。自分の持っている体の使い方のほうを重視する。また、食事の改善によって故障の不安も遠ざかり、「トレーニングより大事」と語っている。
ピッチャーに必要な筋肉ということではなく、人間本来のカラダの機能を高めていくような方法です。
Tarzan
米国メジャーリーグでも活躍する野球選手の山本由伸投手。そのトレーニング方法も特徴的で、いわゆる筋力トレーニングを一切しない。その理由は、山本選手が若い頃に出会った柔道整復師でトレーナーの矢田修さんの指導のもと、柔らかさのなかに強さを求めること、もともと持っている自分の体をうまく使う、ということに重点を置いているからだ。筋トレをしない代わりに、やり投げやブリッジなど、体の使い方に立ち返るトレーニングを取り入れている。
きっかけは、まだ入団して一年目の頃、試合で投げたあとの肘の張りがひどく、休んでもなかなか引かないという経験から、矢田さんに相談すると、間違った体の使い方をしていると指摘を受けた。そして、立ち方から姿勢、骨盤の動き、呼吸の仕方など、根本から改善を試みていった。「肘に張りが出るということは、そもそもカラダの使い方が間違っていると言われました。そこから、すべてを変えていったんですね。バランスよく必要なところに筋肉がついていくようなトレーニングを行いました。ピッチャーに必要な筋肉ということではなく、人間本来のカラダの機能を高めていくような方法です。」
こういったトレーニング以外に、日々の食生活も重視し、食事管理は、専属シェフの菊地慶祐さんが担っている。ある日の献立の一例として、玄米雑穀ごはん、吸い物、牛フィレのグリル、温野菜、ビーツのゆずサラダ、炙り鯛と鰹のたたき、茶碗蒸し、ヨーグルトといったメニューが紹介されている。食材のなかでも好物は、疲労回復に効果があるとされるコラーゲンが豊富ななまこだという。
当初、マッサージなど身体のケアについては気遣っていたものの、それでも軽い肉離れなどもあり、そのなかで山本選手が改善しようと考えたのが、食事だった。食生活についてしっかり取り組むようになってからは、「疲労回復のスピードが速くなったと思えるようになったし、去年も一年間カラダに不安なく過ごすことができた。食事の大切さをすごく感じましたね。 やっぱり、カラダに直接入ってくるモノなので、今はトレーニングより大事だと思っています。」とTarzanでのインタビューで語っている。
また、別の取材でも、メジャーリーグで一年間ローテーションを守る秘訣として、「やっぱり食事とか睡眠とか、ゆっくりお風呂で温まるとか、そういう生活の基本的なところは特に大事かなと思います」と話している。
